いま求められる新しい「3つのR」

ZOOMというツールを使ってオンライン会議をする。
在宅勤務などという事態がなければ、もう数年間は経験することがなかったかもしれません。
おかげさまで、沢山の人がオンライン会議で仕事を行い、
沢山の人がオンラインで友達と繋がっています。
インターネットの便利さを思い知りました。

テレワークは当然のワークスタイルになってゆくことでしょう。
遠くからわざわざ電車や飛行機に乗って会議に集まるというのはナンセンス。
PCでも、十分に会議はできることがわかりました。
大きなコスト削減につながります。

安全で快適な田舎暮らしも、
あながち夢ではなくなりそうです。
東京一極集中の大都市化にも歯止めがかかるかもしれません。
良いことです。

こうやって、これまで当たり前に行ってきたことを強制的にリセットしてしまえば、
新しいものが見えてきます。
少なくとも、多くの無駄が省かれることになるでしょう。

世界中の人が、オンラインで会話を始めました。
この災禍をどのように受け止めるべきか、
この災禍のあとにどのような世界を再構築すべきか。
そんなことを、
多くの人が真面目に考えて議論しています。

GOODAFTERCOVID19 というフォーラムのなかで、
Sara Roversi というイタリアの女性が興味深い話をしていました。

reset
reconnect
restart

3つの「R」というと、リデュース・リユース・リサイクルと習いましたが、
彼女が唱えるのは、リセット・リコネクト・リスタートの3つです。
今こそ、新しいまっさらな紙に自分たちの未来の絵を描く時である。
時間が経って、気が付いたら今までと同じ日常に戻っていたということがないように。

私は大いに共感します。
多くの人もそう思っていると信じます。

大量生産、大量消費、そして大量廃棄。
そんなサイクルのなかに、心身ともに豊かな人類の未来はあり得ないと思います。
私達は変わらなくてはなりません。
価値観を改め、
生活を改めなくてはなりません。

もう一方でこんな話も聞きました。
地産地消というけれど、
私は地産他消が理想的だと思うと言います。

食の安全や資源の有効活用を考えると、
地産地消という昔ながらの生活モデルは正しい。
でも、今は昔ではありません。
世界は小さくなり、
他の国との距離が縮まり、
様々な歴史文化を持つ国々と共存する世の中になっています。

そんな様々な国々の歴史文化に敬意を払い、
食や芸術を楽しむのは、悪いことではありません。
寛容で豊かな心のありかただと思います。

ただひたすら「物理的豊かさ」や「経済成長」を求める心を一度リセットして、
新しい豊かさを、
是非考えてみたいと思います。


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