日本酒の日を前に安曇野の旅

 何となくあまり知られていないという気持ちもあるのですが、10月1日は「日本酒の日」。日本中の人が日本酒に思いを寄せて、おいしい日本酒を楽しむ日なのです。今年は業界を挙げてこの記念日を盛り上げようと、全国1400社の日本酒メーカーが一体となったキャンペーンを展開します。皆さん、日本酒を飲んで下さいね!

さて、日本酒の日をあと1週間に控えた3連休の週末。私は信州に行ってきました。

古い友達のコテージにお呼ばれして楽しく大宴会という計画なのですが、せっかく信州に行くなら酒蔵にも寄らなくちゃ。というわけで、松本に着いてからさっそく2軒の酒蔵を巡ってきました。「アルプス正宗」と「大信州」。2軒の酒蔵は実はすぐお隣さんという距離にあります。いやぁ、嬉しい。

まずは「アルプス正宗」の亀田屋酒造店へ。初めてお邪魔した蔵ですが、ちょうど月に一度の量り売りデーで、今日はひやおろしの量り売りをしていらっしゃいました。歴史を感じさせる蔵です。今夜の夕食用にと、さっそく購入。蔵の向かいにある売店に寄ってみたら、なんと「日本酒の日」の首掛けがかかったお酒が一杯ならんでいるではありませんか。嬉しいですねぇ。自分の手の届かないところで、同じ気持ちで頑張っている仲間がいると本当に心が暖まります。ちょうどいらした蔵元にもお目にかかってよかった。

亀田屋酒造店から30秒のところにあるのが大信州酒造の松本蔵。東京でも人気の高い「大信州」。とてもモダンで清潔な構えの蔵です。そしておしゃれ。蔵に併設する売店をのぞくと、ここのお酒にも「日本酒の日」の首掛けがかかっていて、もう一度感激。いやぁ本当に嬉しい。夕食用にこちらでもお酒を購入して、いざ安曇野へ。

安曇野といえば山葵です。清涼で豊富な湧水を使った山葵田がいっぱい。

安曇野は北アルプスと筑摩山地に東西を囲まれた盆地で、高山から流れる雪解け水が集まる扇状地です。ブラタモリ風に。豊富な雪解け水がガンガン湧き出す湧水の町。山葵田には透き通った水が流れていていい雰囲気。そこに立っているだけで、何となく涼しい場所です。

長野県は広い県で、諏訪、長野、木曽という風にいくつかのエリアに分かれるので、お酒の質も比較的バラエティに富んでいて、ユニークなブティック酒蔵を楽しめる県です。松本のエリアは、やはり水の特徴を感じる酒質ですね。お酒を飲んでいると、あの山葵田を流れる清涼な湧水を感じさせます。

それにしても、改めて感じさせられる日本の国の水の豊かさ。水が豊富にあるというのは、世界的に見ればとても豊かでありがたいこと。それもおいしい水となれば至福としか言いようがありませんよ、マジで。






コメント

人気の投稿